三足の草鞋を履いてみたい+

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三足の草鞋を履いてみたい+

 先日の読書話、読み返してみるととっても高尚ぶっていました。  わたくし、文豪好きの読書家なんですよ、って言ってるようでお恥ずかしい限りです。  実際のところは、読書家なんて口が裂けても言えないダメ人間です。  そうそう。だからこそ、いやーいいお話読んだわーなんて言いたくなっちゃったのです。生温かい眼差しで、どうぞよろしくお願いします。  日々小説を書かれている方の中には、やはりプロになりたいと精進されている方がいらっしゃることかと思います。  私も本が出せたら、いやいや本に載れたら、いやいやいやちっちゃい賞でも貰えたら……控えめながら、そんな野望を抱いています。  もし、わずかながらにでも対価を頂けたなら、どうしましょうか。ハーゲンダッツのアイスクリーム(マカダミアナッツ)が食べたいところですが、きっと私は株を買います。  そんな大金貰えるはずがないですか? 大丈夫です。今はS株というものがあります。1株からでも購入できるのです。  有名どころでお安い会社、例えばENEOSですと現在価格1株500円ほどです。これを持っていると、税金無視して、大体年に20円くらい配当金が貰えるのです。あら素敵。  好きなことをして株を買えたら、配当金を貰えたら最高だと思いませんか? 問題は、生活が豊かになるほど配当を貰うためにはかなりの金額が必要だということなんですけどね……。もちろん、私の手元にはそんなものありません。  という訳で、私が目指しているのは配当金を貰いつつ、頑張り過ぎない程度に働いて、好きなように小説を書く暮らしです。  不思議ですね。配当金だけで暮らしたいとか、専業小説家になりたいとか、贅沢は言っていないはずなのに、なんだかとっても身の丈に合わない夢を見ているようです。  世の中はとても厳しい……。  あ、そういえば『夕食はミモザサラダ』あのお話の続きがあるなら、と考えたことがあるのですが、その場合はおそらく投資小説になります。  隣人は日頃ずぼらな格好をしていますが、実はそれ、ファッションに興味がないからではありません。彼は倹約家であり、投資に全力投球しているからです。  主人公は勝手に同類だと考えていましたが大間違い。彼は小金持ちだったのです。ふとしたキッカケで恋が始まると見せかけて投資の勉強が始まる――、大人の進研ゼミみたいになりそうなので書きませんけどね。  ですが、今や学校で投資の授業を行う時代。投資小説、意外といけるかもしれません。チャレンジしてみてはいかがでしょう。 (今日も無理矢理締めました)  ところで、こんな変なエッセイに、大変ありがたいことにペコメをいただきました。とてもうれしいです。  ここでお返事してもよろしいものでしょうか。しちゃいます。 桜さん  萌々香、ノーストック驚きの白さでした。連載だからこそ苦しい思いもしましたが、連載だからこそ投げ出さずに終われたという感じです。ラストまでお付き合いいただいて、本当にありがとうございました。  あと、『私の好きな読みもの』はめちゃくちゃ短いのでお手軽おすすめです。 仁科さん  やさしいお言葉ありがとうございます。長く続けられるよう、ゆるりと頑張ります。 sohko3さん  『ドグラ・マグラ』、本当にハードルが高いですよね。再チャレンジする気力は中々湧いてきませんが、語れるとカッコいいなと憧れちゃいます。 りぶさんどさん  共感いただけてうれしいです。時間やら心やら、色々と削れていくものはありますが、楽しく書いていけたらいいですね。  みなさま、ありがとうございました。
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