夢ならばどれほど

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夢ならばどれほど

 こんばんは。先日、アズマさん主催の超短編コンテストにて、恐れ多くも大賞をいただきました一月です。  今回は、その思い出をひっそりとつぶやきたいと思います。  なお、このページはこの歴史の浅いエッセイの中でもとびきりIQが低くなっています。ご注意ください。ノンフィクションです。  アズマさんが結果発表をされた頃、私は出先でスマホ片手に小説を書いていました。やっぱりスマホだと捗らないなぁと息抜きにエブの本棚を開いた私、その目に飛び込んできた赤い更新マーク。  アズマさんはその一日前に確かに仰ってました。明日結果発表!  うわー! こわい、見たくない!  つなべさんのお話にはコロっと騙されたし、はいほーさんのお話には笑わせて貰ったし、阿坂さんのお話のラストには痺れたし、桜さんのお話には心臓がきゅっとしちゃったし……とにかくみなさん力作ぞろいで、私は完全にビビっておりました。  だけどまぁ、ポチっとなってやっちゃうんですね。  人は時に、絶望するとわかっていても荒野に立ち向かわなければならないのです。  えーと、1ページ目は特別賞ですか。これは全部にそれぞれ面白い賞が付けられる感じかな? だとすれば、私は『なんか暗いで賞』? いいね、いいね。そういうの平和だ。  なんてふざけたことを考えながら開いた2ページ目、佳作。佳作ってなんだっけ? 傑作よりも上? 大変だ。脳みそが考えることを拒否しだしたぞ。  3ページ目、大爆しょう。わかるー! てか、はいほーさんのふり幅凄すぎるんですけど、同姓同名の別人?  4ページ目、5ページ目、入賞。入賞は賞に入るってことだから偉いのかな? もう何もわからないなァ! 私の中の大賞がここに⁉  6ページ目、準大賞。私の中の大賞その2まで出てきてしまったよ⁉  よーし、理解した! この流れ。ここまで出てきた作品数は覚えてないけど、私の作品はまだ出ていない。これはアレですわ。プレバト形式。1位とドベを残したんですね!  頭の中で浜ちゃんが笑います。  残る作品は2つ! 栄えある大賞を取ったのは、一月か! 誰かか!  さぁどっち⁉ バァァァァァン!  ……て心理状態でしたんで、5度見くらい余裕でした。  ドッキリかなと思って何度もページを行き来しましたし、感謝のペコメ送信した瞬間に種明かしされたらどうしようと心臓バクバクでした。不安過ぎて頭の中にLemonが流れる始末。夢ならばどれほど……よくないよ!  ちょっと心を落ち着かせようかなと音楽アプリ開いたら、ホーム画面に表示されたのはウェカピポ(伝わるかな……SOUL'd OUT というヒップホップグループの楽曲です)  元気になれそうな曲だからいいかと流してみたら、ナイスなテンポでなおさら心臓がボコボコになりました。おとなしくLemonを聴くのが正解でした。  そんなこんなで、一日経ってやっと実感が湧いてきました。  とてもうれしいです。ありがとうございます!
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