第3話「ラビットケージの行方」

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浅谷がそうして苛立っていた頃…参加者の1人であるマリーこと「水沢麻里奈」は少し迷っていた。というのもスクリーン1の座席状況を確認すると…1回目2回目共にサイドの座席が全て埋まっていた為である。 券売機の前で座席表を見ながらマリーは「これだと…私がラビットケージの隣の席に座るのが無理になる。どうしたら良いんだろう?」と呟くと…少し困った顔をする。 1分…2分と時間が経過していき…空虚な時間だけが流れた。数分後…意を決した麻里奈が決断する。 マリー「よしっ!!?こうなったら」そう言うと…マリーこと「水沢麻里奈」はラビットケージが本来座るはずの62の座席を埋め始めた。マリーの動きを察知した叔父様たちも一斉に座席を埋めていく。ラビットケージが座る筈だった座席はA~Pまでの16列ある28番と11番A~Oまでの15列目までの31番と8番である。 サイドが埋まってる事をみたマリーは62席の座席を埋めて…中央に誘い込む作戦にシフトしたのである。 ちなみにマリーが半券購入に必要な資金をどこから工面しているかというと…主にマリーファンの叔父様たちから提供された物である。 水沢がとったこの作戦が後にゲームに大きな影響を及ぼす事になる。だが彼女たちはまだ理解できていなかった。これから待ち受ける未来と…このCROWNJOKERというゲームの全てを!!!?そうこの頃はまだ誰も理解できていなかったんだ。 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪                   END 水沢が本来ラビットケージが座る筈の62の座席を埋めた事で…ゲームの行方がわからなくなった。一方で…ここまで何も良いところがない「森川ミア」とそのスポンサー「不動蓮」は勝負に出る。次週「オッズ10.0森川ミアの逆襲」「第4話へ続く」                            ⇩ココをポチッと⇩ ココをポチッとhttps://estar.jp/novels/26118580
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