第3話「ラビットケージの行方」

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その頃…櫻井野の花は金に物を言わせて買収しまくっていた。いやというより恐喝していた。 ?「ひっうう許して下さい」 櫻井「許せる訳ないでしょ?あんたが私にした事覚えてる?レイプよレイプ。」 櫻井「このままだとあなた確実に捕まるわよ」 ?「どーかそれだけは…」そう言うと男は土下座して野の花に謝罪する。 櫻井「はぁ?あんたそんな事で私が許すと思ってるの??」 ?「お願いします。何でもしますから」 櫻井「そぉ~ねー?1つだけ方法が無くはないわ」 ?「ほんとですか?」男がそう答えると野の花は耳元で何かを呟く。 ?「…え!!?そんな事して何の意味が?」 櫻井「うっるさいわね!!?捕まりたくなかったらとっとと動きなさいよ!!?」 ?「ひっわわかりました(汗)」男はそう言うと大急ぎでHOTELを出て…とある所へと向かう。数分後…その様子を見た野の花の部下の男は声をかける。 ??「野の花さんやり過ぎじゃないですか?」 櫻井「なぁーにぃ?あたしに意見しようっての?」 ??「いっいや…別にそう言う訳じゃありませんが…」 櫻井「だったら何なのよ!!!?」野の花はそう言うと…部下の男を睨み付ける。 ??「はぁ…私が悪かったです。もう口答えは致しません…!!?」 櫻井「わかれば良いのよ!!!?それよりリスト持って来て」 ??「かしこまりました」そう言うと部下の男は何かを持って来る。野の花は男が持って来た物を手に取ると呟く。 櫻井「さぁ~てぇ次にカモになりそうなやつはどいつかしらね?」 櫻井「この田西って男誰だったかしら?」 ??「3年前に1度来た客ですよ。」 櫻井「3年前かぁ…んじゃ使えないか?」 ??「いやそうでも無いですよ。この男…まだ連絡先変えてませんから」 櫻井「本当なの!!?それ?」 ??「ええ…この間別の店舗に電話をかけようと思ったら間違えてそいつの番号にかけてしまったんですが…その時は確かに電話は生きてました」 櫻井「ふーん?なるほどねぇ?」そう呟くと野の花はワインを手に取るとグイッと飲み干す。 櫻井「決めたわ!!?そいつに電話をかけてちょうだい」 ??「え…っと田西にですか?」 櫻井「ええそうよ」野の花はそう言うとニンマリ笑って…何とも言えない表情を浮かべる。数秒後…その様子を見た部下の男はポツリと「わかりました」と呟いてスマホを手に取って…男に電話をかけ始める。
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