気高き虎

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気高き虎

強く気高き虎よ その爪その牙は鉄をも貫き 誰もがお前を畏れおののく 夜露が毛皮を濡らしたときに 殺した羊に何を思う お前のように弱く生まれたなら どれだけ幸せだっただろうか 強き故に険しき道 その身の模様に隠れた傷は 誰にも見えやしないのさ
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