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韓国で状態を確認しておけば、日本での公演でヒヤリングする必要はなくなるしね。 言語の壁は思っている以上に高い問題だし。 『じゃ、真木の契約が切れるのはいつなの?』 『今の所、期限は定めていません』 『無期限って事?』 『今のところは』 『Heavenとの契約が切れたら教えて。オレが引き受けるから』 『ありがとうございます』 ユンビ以外のメンバーはいつもの事なのか、私達の会話に興味など示さずに、各自好きなように過ごしていた。 唯一、顔色を変えたのはマネージャー長のレオンさん。 きっと、AGE内部で様々な話を聞いているんだろうな。 しきりに私の顔色を伺っているし。 これも魔女の影響力なのか? 『真木さん、トラワンのケアスケジュールについてご相談したいのですが』 『はい。お願いします』 レオンさんに促され、部屋を出た。 私達はスタッフルームに腰を下ろし、ツアー中のケアスケジュールの確認を行う。 酒井くんと成宮くんに日本語で伝えながら、意志の疎通を図った。 『ユンビが無理を言ってしまい、申し訳ありませんでした』 『大丈夫です。ケアの腕を買って戴けて嬉しく思います』 『真木さんは大人ですね。そう解釈をしてくださって助かります。ユンビも悪気はないんですが、今は社会復帰をしたばかりなので』 兵役明けだもんね。 拘束されていた時間を取り戻すように、色々な事をしたいよね。
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