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 ショートアニメのクマったのためにチャンネルを変えようとする俺と、イケメンアナウンサー見たさに譲らない姉貴とチャンネル争いを繰り広げ中。 「南ちゃんが熱く語ってくれるから、いいでしょ!!」 「姉貴はわからねぇんだよ。オタクの熱量が・・な、」  クマったのあの仕草ちゃんと見た?とはじまり今日のタッチは際立った、いや、線画がブレブレだったと、細かいところまで見ている南に話をあわせてあげたい。  片想いなりに、推しキャラは勉強の範囲にあたっているから見過ごすわけには・・・ 「あんたたちいい加減に食べなさい!!」  母は強し、1台のタブレットをスタンドにし、俺にクマったを見させ、テレビ画面を変えずにことなき得た。  いい年をして怒られた俺らは大人しく朝食を食べたとさ。
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