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放課後、私は漫画の中ではよく主人公席と呼ばれる窓側の1番後ろの自分の席に座っていた。
私は茶道部で、基本的に活動があまりないのでいつも放課後は教室で今日の授業の復習や明日の授業の予習などをしている。
でも、今日の天気は雨なので、いつもは私しか居ない教室にもう1人、水戸君がいる。
彼は私の席の向かえに座り話しかけて来た。
水戸「 嫘琉はさ、好きなアニメとか漫画はあるの ? 」
嫘琉「 朝焼けの蝶 とかかな 〜 水戸君は ? 」
水戸「 俺も ! 朝焼けの蝶 が1番好き !」
嫘琉 「 まじ? えっ… 語りたい … !」
なんて流れで朝焼けの蝶を、語り続けて時間が沢山流れました。
水戸 「 嫘琉は朝焼けの蝶で1番、蝶伶 遥莎 が好きって言ったけど、現実でも 遥莎みたいな人がタイプなん ? 」
嫘琉「 いや、現実では違うかな 〜 」
水戸「 そっかそっか !」
この流れで水戸君のタイプ聞けそう… でも恥ず … どうしようか …
嫘琉「 水戸君は現実だったらどんな人がタイプ … ?」
あまり後先考えずに勢いで聞いてしまった…
もう後悔している自分がいた
水戸「 …… 」
やばい、、、、 水戸君黙っちゃった …
先程まであった暖かい空気はもう教室には流れていなかった。
嫘琉「 ごめん… 嫌なら言わなくていいからね … 」
水戸「 タイプじゃなくて好きな人だけど、嫘琉 かな … 」
嫘琉「 えっ ?? まって、今なんて … ?」
水戸「 もう言わん !」
嫘琉「 恥ずかしいけど、私って言った ?」
水戸「 うん… 」
… 水戸君が私をだなんて 。
嫘琉「 私もずっと水戸君のこと好きだった … 」
恥ずかしいけど想いを伝え、手で顔を覆った。
嬉し涙で目に水の膜が張り出してきた 。
水戸「 じゃあ 、付き合わない … ?」
嫘琉「 うん !」
これからは空に願わずにでも沢山話せる 。
今まで思いを乗せた雨水達、願いを叶えてくれてありがとう 。
Fin 🏳️
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