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「だからルーイ様付きの侍従になったんだけど」
15歳で突然侍従から外れたのはまさかそんな理由だったなんてと驚いた。
婚約の申込みを断っていた理由はこの陥没乳首だったのだが。
「それでも婚約を断り続けてるメリーに、その、だったらもう結婚させようかとなって打診は受けてて」
そう言われむしろ納得する。
勃起乳首が再び陥没し泣いていた私を、トイの一言で寝室に二人きりにされるなんてやはり違和感があったし、トイの色の夜着がしっかり用意されていた理由もそういう事だったのだろう。
気まずそうに目を逸らしたトイに、なんだかおかしくなって皆の前だが気にせず思い切り抱きついた。
「私、トイの事が凄く好き!」
そう言うと、すぐに真っ赤になったトイがあわあわし出して思わず吹き出してしまう。
周りには聞こえないようにこっそりトイの耳に口を寄せて。
「また陥没しても、トイならすぐに助けてくれるもんね?」
そう囁くと、赤い顔を更に赤く染め、それは俺の仕事だから!と小さく言い切ってくれたのだった。
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