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いくらトイと幼馴染みとはいっても年頃···より少し熟れているが未婚の令嬢と異性の使用人を二人きりになんて許可が下りるはずも···
「わかった、トイ頼んだ」
···え。
何故か一瞬で下りた許可に面食らいつつ、あっさりと寝室で二人きりになる。
「トイめちゃくちゃ信頼されてるのね···?」
「そ···う、ですかね···」
何故か目を逸らしつつそう答えたトイは、すぐにベッドの横に跪いて見上げる。
「察するに乳首が」
「また陥没しちゃったの···!」
二人きりになった事でまた溢れてきた涙を必死に擦ると、そっと手を掴まれる。
「擦ると赤くなるだろ、それに大丈夫だから」
大丈夫、とトイに言われさっきまでの絶望が溶けていく。
腕から力が抜けたのを感じたのかそっと手を離し、ベッドに腰掛けたトイはそっと指先で涙を拭ってくれた。
「メリー、陥没乳首ってのは、何度も刺激して癖付けて徐々に治すんだよ」
「そ、うなの···?」
しっかり頷いたトイは、その赤い瞳を細めて優しく微笑んだ。
「昨日俺がしたみたいに自分で毎日マッサージしたら、自然と出てくるから」
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