4.期待させられたのだから、期待してあげましょう

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鎖骨をガリッと甘噛みし、指先で摘まんでいた両乳首は激しく人差し指で何度も繰り返し弾かれた。 「あ·····はんっ、ひゃっ、んんっ」 昨日は見るように言われたが、トイにされている事を目に入れる余裕なんてなくて仰け反るように顔を動かすとべろっと首を舐められた。 「ひゃぁんっ」 何かにしがみつきたくて腕を伸ばしトイを抱き締める。 首までトイが上がってきていたので、自然とトイの首に腕を絡める形になり、無我夢中でそのまま引き寄せるとトイの顔が目の前にあった。 「め、メリー···っ!?」 「あ、んっ」 自分で引き寄せたトイの顔があまりにも近くて動揺するが、トイが胸への愛撫を止めてくれなかった為そのまま嬌声が零れ続ける。 そして快感が走る体はもっとトイを求めていて。 このままキスしそうな距離が恥ずかしくて目を閉じるが、望んだ柔らかさは降ってこなかった。 ぼすっと私の顔の横に顔を埋めたトイは大きく深呼吸をし、そのままゆっくり起き上がる。 「今日は、ここまで···」 「もう···?」 思わずそう聞くと、顔を両手で覆ったトイが苦しそうな声で 「···明日も、来るから···」
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