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静かな室内に響く水音と、胸に顔を埋めるトイが視界に広がって思わず羞恥心を刺激される。
「メリーの乳首、ナカで硬くなってるよ」
そう言われ、そのまま強く舌で刺激される。
さっきまで反対の胸は優しく握るように揉んでいたのに、気付けば人差し指の先を凹みに入れ、指先でカリカリ引っ掻くように刺激されていた。
「ーーーはっ、あ、あぁ···」
与えられるその刺激に思わず嬌声が漏れる。
この刺激を与えているのがトイだと思うと尚更で···。
“面倒見が良くて、なんだかんだでずっと側にいてくれて。太陽の下だと茶色く透ける黒髪を気付けば目で追うくらいトイに懐いてた”
それはメリーの淡い初恋だった。
突然トイが兄付きの侍従になった時はショックだったし、そして同じくらい当たり前だとも感じていた。
15歳と言えば、ちゃんと結婚相手を探さなくてはならない年でいつまでもトイばかり見ている訳にはいかなかったからだ。
「トイ、気持ち···い····」
感じたまま伝えると、舌を入れていたトイが一瞬顔を上げ、すぐにぢゅうっと強く吸う。
「ひゃあん!」
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