10人が本棚に入れています
本棚に追加
/85ページ
あの、インキュバスの妖術師
ソルシエって呼ばれてたみたいだけど…
ソルシエ
「ルナセーラ…すまない
あんなに衝撃波を放ってたら
近づけないよな…
ほら、だいぶ前だが…
あいつにキスしてたから
なんとかなると思ったんだが…」
き、きす…っ
暴走モード
セドリック市師
「そこに隠れていたか!鼠ども!」
セドリックが、2人がいる茂みに向かって
衝撃波を連続で放ってる!
ヒュンヒュン!
しかも、翼を羽ばたかせ
鋭利な黒い斬撃まで飛ばしてる!
あ、茂みの奥で光が見えて
彼の斬撃と衝撃波が相殺された!
けど、止めなくちゃ!
わたし
アンジェリア=シエリス
「やめて!セドリック!」
暴走してる彼が振り向き
わたしは同時に本来の姿に戻る。
暴走モード
セドリック市師
「ッ…!?…かな…ッそんな、バカな…!
私と…同じ、白堕天使の…ッ」
衝撃波が止まった!今なら近づける!
わたし
アンジェリア=シエリス
「セドリック…わたしの事、分かる?」
彼の笑みが消えて、わたしは
ゆっくり彼に近づく。
ルナセーラ
「な、んだ…あの娘も…」
ソルシエ
「白堕天使の女…なんて美しいんだ!
た、食べてしまいたい…ッ」
セドリックが茂みの向こうにいる
ソルシエを睨みつけてから
こっちを見つめてきて…
腕を震えながらも、広げてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!