序章{暴走セドリック}

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彼と一緒に堕天して8年ぐらい経つのかな… あれから、彼…どうしてるだろう。 わたしは、この常闇樹海の奥地に 生息してるデーモンファミリーが気に入って ひたすらここで、Lvあげしてきたけど… 自由奔放で一匹狼の彼は 死の森の最奥地に棲息してる クリムゾンデススパイダーっていう 深紅の甲殻が特徴的な おっきな毒グモが気に入っちゃったみたいで 毎日、死の森に行くようになって… ついには帰ってこなくなった。 風の噂で、彼は 暗殺者(アサシン)になったって聞いて 常闇樹海から、荒れた大地を横断した先にある 暗殺者(アサシン)ギルドに たまあに、顔を出したりするけど… 彼は…セドリック市師(いちさき)はいつも不在で… そこのギルドマスターである ダークエルフのエルレスさんに いっつも、申し訳なさそうな顔をされる。 《…れか…》 いま、なにか声が聞こえたような… 気のせいかな? わたしは今日も、相変わらず この常闇樹海でデーモンファミリーを討伐して その素材を、集め…武器や防具を強化してる。 白いデーモンクィーンが出てきた時は びっくりしたなぁ~ 捕獲したから、素材がいっぱい手に入って… すぐに防具を作ったんだっけ。 ああ…セドリックも一緒にいてくれれば 喜びを共有出来たのに… 《誰か…私を…ッ》 また、聞こえた! ん~…この声…どこかで 聞いたことあるような… 000d2365-7296-455e-8440-6f34368d4326
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