10人が本棚に入れています
本棚に追加
《アンジェ…!》
!?
わたし
アンジェリア=シエリス
「セドリック!?」
この声!彼の…セドリックの声だ!
どこ?どこなの!?
《くそ…身体が言うことを訊かない…》
わたしは、彼の"声"がする方に進む。
《だめだ…世界樹は!
エルムンドだけは、破壊してはならない…ッ》
わたし
アンジェリア=シエリス
「セドリックっ!」
《こっち、こっちに…私を……ッ》
なんて苦しそうな声なの…
頭に直接、響くような声で語りかけられてけど
声がだんだん、はっきりと聞こえてきた!
「クハハハハッ!
破壊だ!破壊ッ!全てぶっ壊す!
この先はギルド街…全てッ!」
《だめだ、やめろッ!》
見つけた!セドリック!
だ、だけど…あの姿はっ…
彼が…暴走してる!
しかも、周囲に衝撃波を放ってる!
彼に駆け寄ろうとした時だった…
「そこの、お前!
今のそいつに近づくな!」
声がしたのは茂みの向こう側
何人か隠れてたみたい…
あれは、サキュバスの妖術師?
「デーモンクィーンの防具だ!
しかも希少な、アルビノ種!
そ、それに…デーモンキングロッド…!」
そのそばから顔を出したのは
インキュバスの妖術師ね。
デーモンクィーンロッドを手に持ってる…
妖術師
サキュバス
「ソルシエ、今は
それどころじゃないだろ!
あの娘…暴走中のセドリックの
至近距離にいるんだぞ!」
なんか、もめてるような…?
最初のコメントを投稿しよう!