序章{暴走セドリック}

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《アンジェ…!》 !? わたし アンジェリア=シエリス 「セドリック!?」 この声!彼の…セドリックの声だ! どこ?どこなの!? 《くそ…身体が言うことを訊かない…》 わたしは、彼の"声"がする方に進む。 《だめだ…世界樹は! エルムンドだけは、破壊してはならない…ッ》 わたし アンジェリア=シエリス 「セドリックっ!」 《こっち、こっちに…私を……ッ》 なんて苦しそうな声なの… 頭に直接、響くような声で語りかけられてけど 声がだんだん、はっきりと聞こえてきた! 「クハハハハッ! 破壊だ!破壊ッ!全てぶっ壊す! この先はギルド街…全てッ!」 《だめだ、やめろッ!》 見つけた!セドリック! だ、だけど…あの姿はっ… fd687649-2096-4505-82a6-2d2a8de14135 彼が…暴走してる! しかも、周囲に衝撃波を放ってる! 彼に駆け寄ろうとした時だった… 「そこの、お前! 今のそいつに近づくな!」 声がしたのは茂みの向こう側 何人か隠れてたみたい… あれは、サキュバスの妖術師(ソーサラー)? 「デーモンクィーンの防具だ! しかも希少な、アルビノ種! そ、それに…デーモンキングロッド…!」 そのそばから顔を出したのは インキュバスの妖術師(ソーサラー)ね。 デーモンクィーンロッドを手に持ってる… 妖術師(ソーサラー) サキュバス 「ソルシエ、今は それどころじゃないだろ! あの娘…暴走中のセドリックの 至近距離にいるんだぞ!」 なんか、もめてるような…?
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