木霊 ー樹ー
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焼夷弾で焼け焦げたときも 空を見た 迎えは まだのようだった それで しばらくは休眠して 春を幾つか越えた そんなうつらうつらの 幾年を過ごすうちに 体が楽になってきたので グンと 背を伸ばした 幹がパキパキいって 空が近づいてきた あのとき、 父さんが言ったこと きっと 長生きする きっと この子たちを 守って 生きていく 約束だよ みんなに会いたいんだ
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