第3話「NOAH」

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【ナッシュエンゲージ社】社内 ナッシュ「リック。資料は揃ってるか?」 ??「社長。勿論ですよ。」 ナッシュ「相変わらず仕事が早いな?」 リック「いえ(笑)それ程でもありません」そう言うとリックと言われた男は資料をナッシュを含め数名の男たちに見せると話し始める。 リック「資料の1ページを開いて下さい」 リック「ページを開いて最初に写ってる男性が「NOAH」フランス支部からわざわざ米国まで来てキングの評判を下げる為に活動しているスコットオブライアンです」 リック「彼は…フランスの農村部の生まれで…オスカーライアンとキーラ・ナイトレイとの間に1925年4月15日に生まれました。」 リック「彼の父オスカーは彼が3歳の頃…会社を立ち上げています。」 リック「会社は設立してから数年で業績を伸ばしフランスでも指折りの不動産会社になった様です」 リック「その後20年の月日を経て大手不動産会社へと成長したスコットの父の会社は…転機を迎えます。スコットが23歳の頃…あわや倒産という事態に陥ったのです。」 リック「転落の原因は跡取り息子である。スコットが大学で起こした不祥事でした。」 リック「その時とあるイタリア宝石商を営む男性がオスカーライアンに資金提供しこれを乗り切っています。」 リック「男の名は(ゼロ)と呼ばれる謎に包まれた男性で宝石商を営むイタリアでも屈指の富豪という情報以外わかりませんでした」 リック「その後…スコットオブライアンは大学在学中に(NOAH)に入会し現在に至る様です」 リック「次に資料の2ページ目を開いて下さい」 リック「そこに映ってるのはスコットがとあるマフィアの重鎮と話している所です。」 リック「相手の名は(フランク・コステロ)少し前にBOSSの座を降りて…現在は良き友人のフーヴァーFBI長官と競馬を楽しむ姿が目撃されており…フランクはフーヴァーの小金稼ぎの為に八百長競馬をして彼の機嫌を取り今も尚…このNYで暗躍しています。」
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