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『第六章 飛翔の羅針図を』のあらすじ
この作品は、『天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、仕組まれた運命の輪環を廻す (第六章 飛翔の羅針図を)』( https://estar.jp/novels/26110299 )の続きとなっております。
また、物語全体のはじまりは、『天と地が手を繋ぎ合うような奇跡の出逢いは、仕組まれた運命の輪環を廻す (第一章 桜花の降る日に)』( https://estar.jp/novels/26084370 )です。
よろしくお願いいたします。
鷹刀一族と藤咲家は、囚われの身のメイシア・ハオリュウの父親である藤咲家当主を救出するために手を組んだ。初めは貴族に抵抗のあったリュイセンも、ルイフォンがメイシアと接したことによって変わったのを感じて協力することにする。
作戦会議で情報のすり合わせを行い、その最後に、ルイフォンが「今晩、救出に向かう」と宣言した。しかも、「被害ゼロ」を目指すために斑目一族への直接的な攻撃は行わず、ルイフォンが仕入れた情報による「経済制裁」を提案。承諾される。
また、別荘に囚われている藤咲家当主は、ルイフォンとリュイセンで密かに救出することが決まった。
解散後、メイシアとハオリュウは久しぶりの姉弟の時間を過ごし、その中でメイシアは継母が自分を売ったと思っていたことは誤解だと気づく。
ほっとするメイシア。しかしハオリュウは、母が心労によって正気を失ってしまったことを隠していた。
そのころルイフォンは、「経済制裁」用の情報を取りに来たミンウェイに、貧民街で会った斑目一族の食客、〈蝿〉のことを話す。〈七つの大罪〉の〈蝿〉といえば、ミンウェイの死んだはずの父親だったからだ。
ミンウェイが自白を任された捕虜たちは、〈蝿〉そっくりな喋り方をする。気をつけるように、とルイフォンは忠告した。
救出作戦の準備が整ったあと、ルイフォンはメイシアの部屋を訪れた。
そして、父親が救出されたら、イーレオとの娼婦になるという約束も、藤咲家の人間として自分を抑える生活も、すべて振り切って「俺のところに来い」と言う。ルイフォン自身もまた、鷹刀一族を抜けて「メイシアの居場所になる」から、と。
すれ違いながらも、最後には想いが通じ合い、ふたりは恋人同士となった。
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