追いかける

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追いかける

わたしは、それから今まで 以上に真剣に小説を書いた。 待ってなさいよ、マリー。 あんたなんかすぐに追いついて、いや追い越して スーパー神作家になってやるんだから! わたしが今回書いたのは、魔女の女の子が人間の世界に来て騒動を巻き起こすというどちらかと言えば子供向けの小説だった。 連載にしようと思っているから三話だけ書いた。 何度も推敲と添削を繰り返し、 サイトに投稿。 結果はまあまあ。 だけど、明日になればわかる。 わたしの実力が。 翌日 わたしは絶望の中にいた。 「う、嘘でしょ??」 いつもはランキング圏内なのに、 わたしが三三八位!? メッセージが聞こえた音がした。 『あら、ランキング圏内じゃないのね。 わたしは一位だけど。私に追いつくのは程遠いわね』 手がワナワナ震える。 「うるっさーーい!! あんたなんかすぐ追い越してやるんだから!!」 朝の空にわたしの声が響き渡った。 わたしはとりあえず、ランキングで一位を取ることを目標にした。 ネットで人気作品になるコツを調べまくり、傾向と対策を練った。 そして、わたしは推敲、添削した小説をサイト にアップする。 その日の夜、 わたしはドキドキしながら眠りについた。
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