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「時代は我々に好都合に向かっているようです。 昔は農民がどんなに困ってもお上は何もしなくて良かったのですが、今は平民の命と財産を守るのに国家予算がさかれることになっています。それも結局は農民から取り立てた年貢なわけですし」 それは聞いたことがあるぞ。エコなんとかいうやつだ。 「国に売る。まわりまわって農民のためでもあります。やりましょう!シラー様」 リンの家は代々リンゴ農家であった。私はサクランボが食べたいのだが頑として譲らない。 リンは暴走するところがあるから私が気を付けてあげなければいけない。 熱心な信者というのも善し悪しだ。
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