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昨日の夜は何も食べずに寝てしまったからな〜。 婆さんや、何かあるかい?何か作っておやりよ。」 「はいはい、爺さん。分かってますよ。 いま、雑炊を炊いていますよ。」 と、声が萎びいている。 古びた部屋に囲炉裏がある。そこで食事をするみたいだ。 あたりを見渡すと家には区切りが無く、入り口が一つあり 入り口は土間で、炊事場がありそこも土間である。 釜戸もあるみたいだ。 部屋に上がると板間になっていて10畳ほどの大きさがある。 時代劇で見る風景が、そこにあった。
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