54人が本棚に入れています
本棚に追加
シャワーで泡を落とした俺と彩子は、
軽くカラダの水気をタオルで拭くと、
そのままベッドに上がった。
「何か、ドキドキするね」
彩子の弾む声に頷き、彩子を抱きしめた。
「電話が鳴っても、今は絶対に出るなよ」
「わかってる」
顔を傾け、
彩子の唇を自分の唇でそっと塞いだ。
それから舌を絡め、
深いキスを延々と繰り返した。
彩子のとろんとした表情を目の当たりにし、
次第に興奮していくのを感じていた。
左手で彩子の胸を揉みしだき、
先端を指先で弄ぶと、
彩子はキスで塞がれながらも声を漏らした。
その声はとても甘く、部屋に響いた。
唇を離し彩子を強引に押し倒すと、
そのまま先端を口に含んだ。
「あっ‥‥、夏月‥‥!」
漏れ出す声を右手の甲で押さえ、
彩子がのけぞった。
それから彩子のカラダのあちこちに
唇をつけ、積極的に痕を残していった。
彩子の吐息混じりの喘ぎを耳にしながら、
一心不乱に愛撫をしていると、
突然彩子が俺の腕に手を伸ばしてきた。
「何」
目を細め、口の先で何かを呟いている。
「かづき、のを」
「うん」
「私の口に挿れて?」
「ふっ、すごいお願いだね」
ベッドの壁に手をつき、
彩子の顔に馬乗りになった体勢を取った。
いったい誰にこんなこと、教え込まれた?
軽く嫉妬をしながらも、
彩子を征服したような気持ちを抱いた。
最初のコメントを投稿しよう!