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画面に表示されているのは、熟女デリヘル「platinum latte」のプロフィールだ。先ほど会った新人、「カナ」のページを開いている。
写真は、プロのカメラマンが撮影したものに差し替えられていた。体の細さを強調させるポージングで、中には下着姿になっているものもある。
「カナさんの人気はどんな感じ?」
ななめどなりのデスクに座る優希が、入力作業をしながら答える。
「え~っと、カナさんは、新人ブーストかかって予約全部埋まってますね。はやくもリピついてます」
「ん、まあ、好きな人には、はまるタイプだもんな」
優希が作業の手を止め、律に視線を向けた。
「カナさんのこと気になるんですか?」
「まあ、ちょっとね」
律はカナのプロフィール画面を下に移動させていく。表れたのは、女性が出すブログだ。出勤報告とお礼の日記を毎日かかさず出している。
「カナさんかぁ。確かに、大変そうに見えますね」
ひかえめな優希の声に、顔を向けた。
「ほんとうは、真面目にOLやってたほうがいいタイプなんだと思います。いろんな人の相手をするのは慣れないみたいで。帰るころには疲れすぎて顔色変わっちゃってるんですって」
「そうだろうね。繊細な性格っぽいし」
「詳しくはわかりませんけど、どうしてもお金を稼がないといけないみたいですよ。オプションもNGないみたいですし」
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