3.三女の入れ替わり既成事実宣言(終)

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「す、すみませんお嬢様、俺···っ」 「この痛み、アルに、押し付けなくて良かった···、この痛みも、わた、しのだもの···っ」 そう伝えると、アルがナカでビクッとした事に気付く。 「あ、あれ?なんか大きく···?」 「そ、それ以上言わないで下さいっ、うぅ」 苦しそうに顔をしかめるアルの顔に手を伸ばす。 「も、へ···きだから、動い、て?」 「い、いや、そういう訳には···っ」 「でも、もう挿ってるわ、それに最初に挿れたのは、私だし···っ」 それでも迷うアルに、相変わらず私はずるいなと思いながらダメ押しをする。 「最初に見せた婚約の申し込み書、父様も賛成してくれてるの」 そう伝えると、アルの目がみるみる開かれて。 「だからお願い、思い出が欲しい、アル、私をアルでいっぱいにして···?」 息を飲んだアルは、苦しそうに目を一度強く瞑り、次に開いた時には意思を強く持っていて。 「後悔は、されませんか」 聞かれた言葉に大きく頷くと、初めてアルからキスされて。 欲望のまま口に舌を突っ込んだ自分とは違って、アルのキスは優しくて。
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