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既成事実を作るには勃たせる必要があるが、どうやって勃たせるかが一番の難関だと思っていたのにコリンのソコは既に芯を持っていたからだ。
「どうして?」
「どうしてはこっちのセリフなんだけど!?ていうか、そりゃ、アイシラと二人きりでベッドの上なんかにいたら···そりゃ···」
「まぁ!正直な体ですこと」
「待ってそれ言われるの俺の方なの?泣きそう」
少し項垂れているコリンがなんだか可愛く見えて思わず笑ってしまう。
あまり大きな声で笑ってしまうとコリンを傷つけるかしら?と思ったが、クスクスと笑いが溢れるのを止められなくて。
「····アイシラって笑うと幼く見えるんだね」
「あら、お好みじゃなかったかしら」
「そうじゃなくて。···既成事実、本当に作っていいの?」
淡い緑の瞳が意思をもって射抜いてきて、アイシラは思わず唾を飲み込む。
「え、えぇ。その為に来たんですもの」
そう答えた瞬間、肩を押され仰向けに転がされて。
「脱がすよ?」
そう言うが早いか、素早くアイシラの服を脱がせていくコリン。
その手際が余りにも良くて。
「ま、まさかコリン、もう既に誰かと···?」
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