ちいさな つむじ風

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ぼくは その ふわふわ が きになって しかたない だから その ふわふわ を  ずっと ずっと おいかけているのだけど まったく おいつけそうにないんだ そして ようやくきづいた それがぼくの しっぽ だったってこと でもね すぐわすれちゃうんだ だから また すぐにおいかけちゃう どれだけはやく はしっても はしっても なかなか とどきそうにない ぐるん ぐるん ぐるん ぐるん ずーっと ぐるん ぐるん とまわって そうしたらからだが ふわりとうきあがって まわりの すなも ぶわーっ と まいあがって ぼくは つむじ風 になっていた だめだ このままじゃ めがまわっちゃうよ いっしょうけんめいに うごかした てとあしは とめようとしても なかなか とまらない すこしずつ すこしずつ ゆっくりに そしてぼくは そよ風になって おそらを さんぽした ゆらゆら うかびながら きもちいいな このままでいたいな とりさん こんにちは きみはじゆうに そらをとべて いいね ちょうちょさん こんにちは おはなを うえからみると とってもきれいだね すこしずつ すこしずつ じめんに近づいて てとあしで じめんを ふみしめると なんだか とっても ほっとした  きょうは ぼうけんをして つかれたから もうねよう おやすみなさい  むニャ むニャ あしたは あのふわふわ つかまえられるかな?
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