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芹菜が不安でいっぱいになり
パニックを起こし始めた頃海吏サマは、
小山内の自宅下の駐車場に到着してすぐ、車から降りた俺のもとに─…
来るのが分かっていたように、小山内が近づいてきた
『──…殺される覚悟…デキてる?』
迷うことなく、小山内の胸ぐらを掴み…駐車場の壁に身体を押さえつけ、グッと力を込める
苦しそうに顔を歪める小山内を見て、笑いが込み上げてくる
──…もっと、苦しめばいい
俺の芹菜を奪ったんだ、それなりの代償をおってもらわないと困る。殺したりはしない。俺はそんなに優しい人間じゃないから。殺して終わりなんてつまらない。
「っせ…せんむ、、」
『……なに?聞こえねーよ、小山内。もっと声出して喋れよ。声が小せぇ秘書なんて役に立たねぇだろーがっ』
「お…おねがっ、い…」
『…は?何…俺に頼みごと?っえ、お願い?いやいや、お前なに言ってんの?自分のしたこと分かってる?』
「やめっ…て、くださ、」
『うるせぇなぁ─…』
押さえつけている手に更に力を込めれば、苦しそうに小山内が咳き込む
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