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「んなこと、聞くまでもねぇだろ。何度も言ってきた。俺は2億3000万年前からお前のことを知ってたって」
ん…?いや、あれはただの冗談では…?
「芹の前世がなにか教えてやろうか?─…ダンゴムシ。その前はタニシ。その前はアンモナイト」
『な…なんかピンとこない地味なやつばっかりなんだけど…なんで、』
「俺と同じ。俺も一緒…ずーっとお前の隣にいたから知ってんの。あの頃は会話なんて無くても通じあえてたよなぁ?ダンゴムシん時なんて、お前ビビりだからすぐ丸まってたよね。可愛かったなぁ…あん時の芹も。」
『……え、ほんとに?海ちゃん前世の記憶とか持ってるタイプの人なのっ?!だから2億3000万年とかってよく言ってたのっ?!』
───し、知らなかった!!
純粋に…すごいっ!!!
「──は?嘘に決まってんだろ、脳内お花畑かよお前…マジでバカだな」
───うそ、でしたか。
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