嫁が可愛すぎて一日中くっついてみたら"ウザイ"なんて言われてショックすぎて二日寝込んでしまった件

9/18
前へ
/282ページ
次へ
ほぼ強制的にお風呂から出された私は、服を着ようとして…その手を止められる 「どーせ脱ぐのに着る必要ある?」 タオルで私の身体を拭いてくれた海吏が、そのまま抱き上げて寝室まで連れていってくれる いつもなら─…凄く幸せで、海吏の首に手を回して大喜びするところだけどっ、今はそんな風に思えなくてっ、 『海ちゃん降ろしてっ、服着たい…寒い』 「降ろさない。服なんて着なくても俺が温めてやる」 ──…やめてっ、 『先にご飯食べよう…?お腹減っちゃって、そーいうことデキないっ、』 「ご飯要らない、芹が食べたい。デキなくない、お前は何もシなくていーよ」 海ちゃん、海ちゃんっ、お願いだから…今はそっとしておいて…そーじゃないと私っ、貴方に酷いことを…言ってしまいそうになるっ 『ねぇ…海ちゃん、お願いだからっ、』 「あぁー…もう、うるせぇな。萎えんだろ、ちょっと黙れよ」 強引にキスをされた瞬間─… 私の中で何かが弾けた 『─…んぅっ、いやっ!ヤメてってばっ!!』 覆いかぶさってきた海吏の身体を力いっぱい押し返し、抵抗の意志をみせた 「………は?芹、どーしたんだよっ、何で、」 『海ちゃんっ…ちょっとウザいよ。私ヤメてって言ったよね?どーしてヤメてくれないのっ』 あー…傷つけてしまった。 顔を歪めて悲しそうな顔をしている海吏を見て 私も涙が溢れた。
/282ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1780人が本棚に入れています
本棚に追加