あとがき

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あとがき

こんにちは、はいじです。 「師弟モノが書きたいなぁ」と、最初は軽い気持ちで書き始めた今回のお話。 もうこれ以上レベルアップを望めない主人公が、才能溢れる幼い見習い勇者の師匠となる……と、この設定は書きながら地味に身につまされる内容でした。 新しく若い才能は、従来の世界に、革新と驚きを与えてくれます。 その隣で、若さも、そして昔程の勢いも無くなってしまった自分が、なんとも小さくつまらなく感じてしまう。私が「イマココ」状態です。 なので、今回のお話は、自分の作品ながら、主人公に対し「分かるーー!」と共感しながら書いたお話でした。 でも、そんなレベルアップの見込めない主人公も、最後は自分の役割をハッキリと自覚して、無事に弟子を救済してくれて良かったです。 私は少年漫画大好き人間なので、やっぱり「主人公」には「主人公」らしくあって欲しいので。 そして、攻めでもある「シモン」は、自分の中にある憧れを募らせ拗らせ、そこに愛やら性欲やらが交じり合って「師匠」に対して大変な執着心を抱いてしまいました。 はい、年下執着攻めは私のライフワークですので、今回も無事にお話に捻じ込む事が出来て最高に満足です。 (現世の弟の話も番外編で書けたらいい……兄ちゃん大好きのツンデレ弟である事を祈りつつ書いてるので) ただ、本編中には二人のR18なアレソレを挿入する事が難しかったので、その辺の欲求はいつもの如く番外編で発散出来たらいいなぁと思います。 ひとまず、二人で酒を飲んで酔っ払った師匠に弟子は好き勝手したらいいよ。 ちなみに、私の別の作品で【初代様には仲間が居ない!】というお話があるのですが、此方のお話はその作品に世界観を被せて書いております。 なので、タイトルも【この世界にはレベル30の俺と、レベル5以下のその他。そして、レベル100の魔王しか居ない!】(なが…)と、最後を「居ない!」で被せてみました。 両作品共に、受けが攻めを闇落ちさせ、そして救済するというストーリー構成となっております。 と、すみません。 ダラダラと語り過ぎてしまいました。【本編】後の作者の語りにまでお付き合い頂き、本当にありがとうございます。 また別の作品でお会い出来たら幸いです◎ さて、次の頁からは「番外編」と称して、シモン視点での本編を綴ったお話がございますので、お時間のある方は……そちらも読んで頂けると嬉しいです!
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