番外編4:初体験すらも……(シモン×キトリス)

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番外編4:初体験すらも……(シモン×キトリス)

番外編4:初体験すらも……(シモン×キトリス) ※会話文のみ シモン15歳(ワンコ→師匠ド依存移行期) キトリス(とうとうこの時が来たか……) ----師匠、血が出たぁ キトリス(はぁっ。女の子の……こういうのは、マジで俺も分からん。男兄弟だったし。それに、彼女とか居なかったし。どうしたもんか……誰か街の女の人に聞くしかないか) ------ --- 道具屋の娘「いらっしゃい。今日は何か買って行く?」 キトリス「っ!い、いや!今日はなにもっ!(っむり!)」真っ赤! 宿屋の娘「あら、キトリスさん。どうしたの?」 キトリス「あっ、えっと……何でも(むりだっ!)」真っ赤 酒場の娘「どうしたの?」 キトリス「……っい、いや」キョロキョロ キトリス「(酒場のマリアが俺的には一番、街で仲が良い……同い年だし。ノリも分かるタイプだし……よしっ!)あっ、あの!教えて欲しいんだけど!」真っ赤 マリア「なあに?」 スタスタ シモン「…師匠、どこだろ」 宿屋の娘「あーっ!シモン!」 道具屋の娘「シモーン!」 シモン「…なんだよ」 宿屋の娘「なによー!今日、夜うちに来ない?今日、親居ないの」 道具屋の娘「なにそれー!私も混ざりたーい!」 シモン「夜は師匠と修行があるから無理」 宿屋の娘「いっつもそうじゃん!たまには修行もお休みすればいいのに!」 シモン「は?(てか、ガキの頃は俺の事ゴミみたいに扱ってた癖に)」 シモン「お前らに関係ないだろ」 道具屋の娘「たまにはキトリスさんも夜自由にしてあげなよぉ」 宿屋の娘「そうだよー。キトリスさんだってずっとシモンの修行に付き合ってたら……ねぇ?男の人なんだし」 シモン「…黙れ。師匠の事でそういう事言うな(別に師匠のは俺が処理してるから問題ない)」 宿屋の娘「シモーン。そろそろ師匠離れしなきゃ。だって、さっきキトリスさん。マリアさんとコソコソ何か喋ってたよ~」 シモン「は?」 道具屋の娘「私も見たー!キトリスさん、顔真っ赤だったよねぇ。あれ絶対にキトリスさん、マリアさんの事好きだよー」 シモン「マリア?(あのビッチの?)」 ----ねぇ、シモン。貴方、最近良い体になってきたわね。ちょっとウチに寄っていかない? シモン(アイツは童〇食いのド変態女だから…師匠なら、問題ないと思うけど) 宿屋の娘「今晩は修行は多目に見てあげたら~?」 道具屋の娘「キトリスさん、顔真っ赤で可愛かったよね~」 シモン「…ん?」ヒク 宿屋の娘「キトリスさんって、なんかアレだよね~」 道具屋の娘「うんうん、わかるわかる」 シモン「…なんだよ」 宿屋の娘「ふふっ、怒らないでよ?」 シモン「早く言えよ」 道具屋の娘「経験無さそうだよねって、私達の間じゃ有名だよね~」 シモン「は?師匠は大人だ、そんな事あるワケ…」 宿屋の娘「シモーン?皆がアナタみたいに良い男なワケじゃないんだからねー?大人になっても経験ない男なんて腐る程居るんだから」 道具屋の娘「そうそう。私、無理な男とは絶対ヤりたくないもん!」 シモン「……し、師匠は格好良いし(は?嘘だろ。師匠って……え?え?)」 宿屋の娘「シモンってさぁ」 道具屋の娘「師匠の事になると、全然見えてないよね~」 シモン「…(え、え?師匠って、まさか)」 宿屋の娘「あっ!噂をすれば!」 シモン「っ!」バッ キトリスが真っ赤な顔でマリアと教会の方から歩いてきたよ! シモン「……は?(なにあの顔。俺、あんな師匠の顔、見た事ない…って言うか)」 キトリスが真っ赤な顔でマリアにペコと頭を下げたよ! シモン「っ!」 ----経験なさそうだなって シモン(う、嘘だ。だって、師匠は強いし。格好良い、し……さっきの師匠は、ほんとに、まるで……ど、童…)」 ----私、可愛い子が好きなの。ふふ。 シモン「っ帰る!」バッ! 宿屋の娘「えー!」 道具屋の娘「もー、いっつも師匠師匠なんだからー」 シモン「……師匠は、俺の」ボソ ------ --- キトリス(マリアに頼んで良かったー。何とかなった。次からは下の子には教会内で教え合えるだろうし。良かった)ほっ シモン「師匠…」すっ キトリス「あぁ、シモン。修行行くか?」 シモン「行く…」 シモン「でも、ちょっといい」 キトリス「ん-?(そろそろ新しい剣が要るか?)」 シモン「師匠!マリアは止めた方がいい!あの女、ド変態のビッチ女だから!」 キトリス「……はぁっ?」 シモン「あいつ、あんな顔して童〇食いで有名な奴だよ!だって、俺も最初にあの女から部屋に引っ張られて…」 そこからシモンの口から放たれた言葉は、まるでAVの世界のお話みたいな内容だったよ!過激! シモン「だから、あの女は絶対に止めた方がいい!だって師匠は……師匠をあんな奴に……(女なんかに取られたくないっ!)」 キトリス「は、はは(し、シモン。いつの間に……こんな、え?まだ15だよな?)」 キトリス「シ、しもん?……しゅ、しゅぎょうにいこうか?(まさか、シモンにも先を越されるなんて……レベルも、経験も……はは)」 シモン「え?師匠、ちゃんと聞いてた?あの女、男の…が大好物で」 キトリス「聞こえねーーー!行くぞ!俺達は魔王を倒すんだっ!」ダッ! シモン「師匠!?」 キトリス「(童〇は別に恥ずかしい事じゃない童〇は別に恥ずかしい事じゃない童〇は別に恥ずかしい事じゃない童〇は別に恥ずかしい事じゃない童〇は別に恥ずかしい事じゃない!!)これだからホンモノの勇者はっ!」だだだだ シモン「師匠ーーーー!」だだだだ そこからしばらく、甘えてもアレを手伝って貰えませんでした。 シモン「師匠、シて?」 キトリス「……いや、お前もう俺なんかいらないだろ」 シモン「っっっっ!!!」ショック!! 思春期のアレコレの時、こういう事件が重なってシモンのド依存期はズブズブに増していったのでした。
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