番外編6:レベルキャップ解放!(シモン×キトリス)

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番外編6:レベルキャップ解放!(シモン×キトリス)

番外編6:レベルキャップ解放!(シモン×キトリス) ※会話文のみ 宰相「南部でモンスターの狂暴化がみられているようです。どうされます……シ、」 シモン「…」ジッ キトリス「…なんだよ」 宰相「南部でモンスターの狂暴化がみられているようです。どうされます…キトリス様」 キトリス(コイツ、無駄を省きやがった。これじゃあまるでシモンが俺の傀儡みたいじゃねぇか) シモン「どうしよっか?師匠」にこ キトリス「っう゛!(俺がしっかりしないと、この国が亡びる……)」 シモン「師匠が言うようにする」にこ 宰相「……キトリス様。この国を良き未来へお導きください」真顔 キトリス(くそっ!いつの間にか、世界を魔王から守る王道RPGから、国造りのシミュレーションゲームにジャンルが変わってんじゃねぇか!俺、こういうの苦手なのに……)くたり 宰相「早急に手を打たねば中心街のストラテアにも被害が広がるかもしれません」 キトリス「わかったよ…」 キトリス「俺が直接行って鎮めてくる……」 シモン「っえ!じゃ、じゃあ俺も一緒に……!」ガタ! キトリス「何言ってんだ。こんな事にわざわざ王様のお前が出向く必要ねぇよ。すぐ行って帰ってくるから(国造りのシミュレーションゲームよりは、クエスト達成系のおつかいゲームのがまだマシだ)」 シモン「……も、もしかして。師匠、また居なくなる気じゃ」 キトリス「居なくなるかよ」 シモン「でも、一人じゃ危ないかも!」 キトリス「俺はお前の師匠だぞ。いいか?俺は、お前の、師匠だ!(”師匠”を押せば、シモンはだいたい何とかなる!)」 シモン「でも、師匠は……前、俺に何も言わずに居なくなったし……」 キトリス「(ぐっ、今日は手強いな。こうなったら仕方ない)大丈夫だよ。だって、俺はお前の…」チラ 宰相「…」スン シモン「師匠は、俺の?」ジッ キトリス「一番で、唯一無二なんだからなッ(他人前でコレ言うのハズッ!)」真っ赤! シモン「師匠……かわい。わかった」ピタ 宰相「…はぁ」 キトリス「わ、分かってくれて……良かったよ(そんなあからさま溜息吐くなし……)」ガク シモン「じゃあ、モンスターの件は師匠に任せるよ。でもね」 キトリス「ん?」 シモン「三日以内で師匠が帰って来なかったら、全軍率いて南部に迎えに行くから」にこ 宰相「え?」 キトリス「え?三日……?(門限付けられたーー!)」 シモン「うん、三日。それ以上は待てないから」にこ 宰相「キトリス様。必ず、三日以内にお帰りください……必ず」 キトリス「……あい(ちょっと城から離れたかっただけだったのに)」 ------- ---- 南部 キトリス「っふー、これでだいたい片付いたなー(全然、大した事なかったな)」 周囲にはモンスターの死骸だらけだよ! キトリス「でも、なんだ?最近、色々サボってた割に意外と動けた気が……ん?」 ----- キトリス Lv.31 クラス:救世主 ----- キトリス「っえ!?レベルが……上がってる!?」バッ キトリス「っま、まさか…!」 ----- クラス:救世主 ----- キトリス「クラスチェンジで……レベルキャップが、外れた…?う、うわーーーい!」 キトリスは飛び跳ねたよ! キトリス「俺はまだ…終わってなかった!まだ、まだ……やれるんだ!」 キトリスはピョンピョンしてるよ! キトリス「あっ、そうだ!」 キトリスは剣を空に掲げたよ! キトリス「あとまだ二日あるし…ちょっとレベル上げしてから帰ろう!」にこーー! キトリスはダンジョンに駆け出して行った!!! ------- ---- 城 シモン「……遅い」コツコツ 宰相「……もう少し待たれてみては?」 シモン「無理」コツコツ 宰相「全軍、出されるのですか?」 シモン「なら、俺だけ行こうか?」スン 宰相(これは……今のシモン様は、何をしでかすか分からない。軍を連れていた方が……まだ重しになる……か?) シモン「すぐ出る」 宰相「わかりました……しかし、全軍ではなく、南部地域全体のモンスター掃討という名目で……一旅団でお願いします」 シモン「好きにしろ」スタスタ シモン「(師匠、何かあったのか?それとも……また俺を置いてどこかに居なくなるつもりじゃ……)はぁ、はぁ、う……お腹、痛い」スタスタ 宰相「…はぁ(まったく、胃が痛い……)」 ------ --- 南部 キトリス「よっしゃーー!レベル40になったーー!」 キトリスは飛び跳ねて喜んでるよ! キトリス(しかも、なんか新しいスキル付与されたし!) ----- キトリス Lv40 弱/水  耐/火 ----- キトリス「ステータスに弱点と耐性が見えるようになってる……!これって凄い役に立つぞー!」にこー! キトリスは、自分の成長ににっこにこだよ! キトリス「っふーー。結構疲れたなぁ……ん?あれ、今日って何日だ?」 ザ、ザ、ザ、ザッ キトリス「……ん?何か近づいてくる?」フイ シモン「師匠!!!!!」タタタッ! キトリス「っへ!?」 振り返ったら凄い人数の兵士と、鎧を着たシモンが居たよ! キトリス「っへ?え?あれ?シモン?」 シモン「っは、っは……し、ししょう。な、なんで、みっかっていったのに」わな… キトリス「っ!え、今……何日経った?」 シモン「一週間だよ!!なんでっ!なんで帰って来ないんだよ!ま、また俺を……お、置いて行ったのかと……おもっだ」ボロボロボロッ シモンは兵隊の前で大粒の涙をこぼしたよ! キトリス「シモン。ごめんな。心配かけたな(あー。やっちまった)」ぎゅっ シモン「も゛うっ、ぜっだいに……じじょう、ひどりで……いがぜないっ!じじょうは……ずぐに、うぞ……づぐがらっ」キッ キトリス「ごめん、ごめん。ちょっと久々に戦闘が楽しくて……次は一緒に来よう」トントン シモン「……うん」ぎゅっ こうして、しばらくキトリスはシモンの背中をトントンしてあやしたよ!軍隊はそれを見てたよ! キトリス「さ、そろそろ帰ろうか。シモン」 シモン「……」むす キトリス「ごめんって。帰ったら何でもお前の言う事聞いてやるから」 シモン「ほんと?」 キトリス「ほんとほんと(シモン、なんだかガキの頃より子供っぽくなったな)」 シモン「じゃあ、夜…俺の部屋にきて」 キトリス「…ぐ」じわ シモン「キてくれるよね?」 キトリス「……わ、わかった」真っ赤 シモン「じゃあ、早く帰ろう。師匠」ギュッ シモンはキトリスの手をギュッと握ったよ! キトリス「……おう」真っ赤 シモン(師匠可愛い……早く帰りたい早く帰りたい早く帰りたい)スタスタスタ キトリス(あー、帰ったらめちゃくちゃ怒られそうだな……あ、そう言えば) シモン「……」スタスタスタスタ キトリス(シモンの弱点と耐性って何なんだろ。まぁ、今のシモンには弱点とか無さそうだけど……)ジッ シモン「……」スタスタスタスタ キトリス「あ…」 ----- シモン Lv100 弱 キトリス  耐 その他 ----- キトリス「……ぅ、あ」ッピタ シモン「どうしたの、師匠?早く帰ろう」クルリ キトリス「……い、いや。何でも」真っ赤 シモン「っはぁ。師匠、なんか凄く可愛い……やば(もうここでシて欲しい)」ぎゅっ キトリス(俺が、シモンの弱点…?)じわ 96790b4e-256f-4851-82ce-9d27bc0162c0 攻めの弱点は受け!コレ鉄板!
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