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そのとき、犬は兵士たちの前を走って行った。 「逃げやがった」 だが、犬は立ち止まると、地面をクンクンと嗅ぎ始めた。 兵士が犬を捕まえようと近づいて、振り向いて言った。 「地雷だ!」 兵士は犬を抱き上げ、地雷から離した。 工作兵が、ただちに地雷を処理した。 「危なかった」 「こいつ、役に立つかもな」 兵士がご褒美にソーセージを与えると、犬は尻尾をうれしそうに振った。
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