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市街地を抜けると、兵士たちは建物に布陣した。
そして、ガラガラと瓦礫を踏むキャタピラの音が聞こえ、戦車がやってきた。
隊長の合図で、建物の上層階の兵士が、グレネードランチャーを戦車に撃ち込んだ。
砲弾は命中したものの、戦車の厚い装甲には無力だった。
戦車の砲身が、ゆっくりとその建物に向けられた。
轟音が響いた。
1発の砲撃で、建物は吹き飛んだ。
それでもひるむことなく、兵士たちは戦車にランチャーを撃ちまくった。
戦車が速度を上げ、迫ってきた。
兵士たちは、スプレーで付けられた目印へと戦車を追い込んだ。
キャタピラが地雷を踏み、炸裂した。
戦車は、自走不能となった。
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