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正夢なのかな?それとも・・
主人と結婚する前の話・・
私は、一人暮らしをしていました・・
土曜日の昼下がり・・
私は、部屋の窓を全開にして
スヤスヤと優雅に
お昼寝をしておりました・・
物凄く、晴れた日で・・
青空には雲一つなく・・
ぽかぽかした日でした・・
眠りが浅かったのか・・
辺りの雑音が耳に入って来たその時・・
目の前に、ドアップの
ピンク色で刺繡が入った
洋服を着た薄毛の赤ちゃんの
顔が私の顔に接近してきました・・
私は、驚きその場から飛び起きました・・
「今の何?」と首をかしげる私・・
ピンポーンと玄関のインターフォンが鳴り
当時の若かりし頃の主人が尋ねてきました・・
それから、数年が経ち・・
主人と私は結婚し娘を授かりました。
ある晴れた日の昼下がり、
私は娘を横抱きにして
あやしていました・・
ニコニコと機嫌がいい娘・・
「えっ?これって・・」
私の脳裏に起こる・・
フラッシュバック
思い出す数年前に
あの部屋で見た夢の記憶・・
私の目の前に現れた
『ドアップの赤ちゃんの顔』・・
胸元に見える刺繍の模様・・
あの時、夢の中に出て来た
赤ちゃんの顔は・・
ピンク色の胸元に刺繍のはいった
ロンパースを着ていたのは・・
今私が、抱きかかえている
娘 そのものだったのでした・・
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