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「……お兄ちゃんには関係ないでしょ! ほっといてよ!」
「関係ないもんか! 僕は和穂のためを思って言ってるんだぞ!」
「だから、子供扱いしないでってば!」
「子供を子供扱いして何が悪いっ!」
「お兄ちゃんだってまだ中2のくせにっ!」
いーっ、と口を横に開いて僕を睨みつけ、和穂はドタドタと外へ出ていった。
「ちぇっ! 勝手にしろよ!」
静かなリビングに一人きり。玄関のドアに向かって怒鳴りつけても、このムカムカはちっとも収まりやしなかった。
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