エメリーと私とミア

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エメリーと私とミア

少女の名前は「エメリー」。私の名前は向かいのお店に飾ってあった花の名前「アングレカム」になった。意味は「いつまでもあなたと一緒」なんだって。嬉しいなぁ。 エメリーはとても活発な子で外で遊ぶのが大好き。どこに行くにも一緒で寝る時も一緒。さすがに、お風呂に連れていこうとした時はママに怒られて大泣してたな。私のお洋服が汚れたらこっそりママが綺麗にしてくれた。エメリーは毎日話しかけてくれて色々な景色を私に見せてくれる。とても楽しくて幸せな日々。ずっと続くと思ってた。 ✱ エメリーは6歳の誕生日を迎えた。エメリーは私を置いて1人で遊びに行くことが増えた。でも、寝る時と家にいる時はいつも一緒だった。ある日、エメリーはミアという少女を家に連れてきた。 エメリー「見て!ミア。私の大切なお友達、アングレカム。」 ミア「とっても素敵なお友達だね。アングレカムって珍しい名前。」 エメリー「ケーキ屋さんが教えてくれたお花の名前なんだ!」 ミア「へぇ〜。アングレカムと私もお友達になれるかな?」 エメリー「なれるよ!アングレカムも入れて一緒におままごとしよう!」 ミア「うん!」 ミアは最近転校してきたばかりのエメリーの友達。よく、エメリーが寝る前に話してくれた子だ。その日の後も、ミアはよくうちに遊びに来た。3人でテレビを見たりおやつを食べておしゃべりしたり、とっても楽しかったな。
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