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「ねぇ、豪くん。恋人同士ってこんなにたくさんするものなの?」
豪くんに身体を愛撫されながらも、ちょっと聞いてみたくなった。
だって豪くんと付き合うことになってから、抱き合ってばかり。おうちデートのときなんてその日のうちに何度も身体を重ねたこともあった。
「そうだ。特に男同士は身体が慣れるまでは、できるだけたくさんしなくちゃいけない。間隔が開くとよくないんだ」
「そうなんだ・・・」
僕にはわからないことばかりだ。やり過ぎって思ってたけど、これが普通なんだ。
「凛は? こういうことは嫌じゃないか?」
「うん……豪くんとするのは好き……」
こういうことをするのって、すごく恥ずかしい。でも豪くんには触れてほしいって思う。
「凛、ホントお前は……」
豪くんから軽いキスをされた。
「俺も好き。知らなかった。セックスって心まで穏やかになるもんだったんだな。凛とするたび、俺の中の何かが浄化されてくみたいだ。やっぱり奇跡だよ。凛とこうしていられるなんて奇跡だ」
話をしている間にも、僕の下着はいつの間にか脱がされていて、豪くんの指は僕の後孔へと伸びてくる。本当に豪くんはこういうときもスマートだ。
「あっ……そこはダメだってば豪くんっ」
豪くんの指は僕の弱いところを覚えていて、僕はすぐに気持ちよくさせられてしまう。こんなに早く快感に腰を揺らして興奮しちゃう僕はおかしいのかな。いや、やっぱり豪くんが上手すぎるんだと思う。
「さっき言っただろ? たくさん気持ちよくならないとダメだ。身体の力を抜いて、俺を受け入れる準備をしろ」
「あっ……やぁっ…!」
ローションと指でぐちゃぐちゃに解されたあと、そこに豪くんのものが当てがわれる。僕の身体はすっかりおかしくなったみたい。それを後孔の入り口に感じるだけで、期待と興奮で前までむくむくと勃ち上がってしまう。
「凛。可愛い」
「あぁぁっ……!」
豪くんが僕の中に入ってくる。受け入れることを覚えた僕の身体は豪くんのもので内壁を擦られるたびに、腰が砕けそうなくらいの快感を拾っていく。
豪くんの大きなものを突き入れられると、
僕の身体はびくびく痙攣して、甘い行為にどんどん夢中になっていっちゃう。
「あっ、だめっ、良すぎるっ……」
張りつめていた僕のものを豪くんは巧みに扱く。豪くんは簡単な動作であっという間に僕を達せられるやり方を覚えてしまったから、僕の射精のタイミングまで豪くんに握られているようなものだ。
それが恥ずかしいけど、すごく気持ちいい。
「豪くんっ、待って。だめっ、イっちゃ……あ、あぁぁぁ……!」
「凛っ、凛っ!」
僕が果てると同時に、豪くんも僕の中でドクドクと精液を解き放った。
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