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ハローワーク、とその後
私を満了にした少人数の奴らどもに偽の笑顔をふりまき
「お世話になりました。ありがとうございました。貸与物のIT機器はすべて私の方で後任の方が使えるようキッティングしておきましたのでご安心ください」
立つ鳥跡を濁さず。
でもお菓子とかおかないよ、だってお世話してきてやったんだし。
それから2週間ほど。
自宅に派遣会社が業務委託している社労士事務所から雇用保険被保険者証と離職票が届く。
睡眠障害もあるので心療内科に薬貰いにいったら
いつも手短に済ませる医師がめずらしくカウンセリングしてくれた。
そこで更に私は鬱病の悪化、睡眠障害も悪化していて、診断書をもらった。
1型糖尿病においては今までエリート(自称)と思っていたセルフコントロールができないという仮の?謎の?診断書をもらい、障がい者認定3級というものを申請すると障害者年金が受給できるというのだ。
知らなかった、今までがむしゃらに働いてきたから。
でもずっとこのままも無理。
自分の世話は自分できるくらい働きたい。
おんぶにだっこはご免です。
夫だっていつまでも健康でいるわけではないし、
人生ゲリラ豪雨のように何が起きるかわからないもの。
伴侶がいるとても、人は一人なのだ。
この考えは私の中で変わらない。
〈完〉
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