age difference couple〜2つの恋〜

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「いらっしゃいませ」 深夜のコンビニは、嫌いじゃない。 子供の頃、厳しく育てられたからなのか、 夜中に外出しているとテンションが上がる。 「椎名くん、こんばんは」 レジカウンターの向こう側で作業をしていた 椎名くんに声をかけると明らかに嬉しそうな 表情を見せた椎名くんは、 「え、会いに来てくれたんですか」 と言った。 「会社の同期と飲んでの帰り道だけど」 「夜中に出歩かれるのは心配です‥‥ 俺、仕事だし。送れないから」 「大丈夫。ここから近いし。ありがとね」 「何か奢りましょうか、コーヒーとか」 「じゃあ遠慮なく、ホットコーヒーを」 「はい」 Sの紙コップを渡され、軽く頭を下げてから コーヒーマシンの前に移動した私の後から 椎名くんも移動してきた。
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