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「というか、川瀬くん。彼氏いるでしょ?」
「彩子は別格だから」
「そうなんだ」
「椎名って奴、大学生なんだろ?普通に
女に囲まれてるんじゃないの」
「どうかな」
「ピアスしてるオトコにロクな奴はいない」
「そんなことは」
ハイボールを一口飲み、彼に微笑んだ。
「今度、会って確認してみてよ」
「言われなくても、絶対に会う」
「あはは。川瀬くんも会わせて?彼氏に」
「もちろん。めちゃくちゃかわいいよ」
「はいはい」
もうそろそろ電車の時間だからと
彼の腕を軽く叩き、私は立ち上がった。
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