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※御注意
「俺たちの物語を、御読み頂いている皆様。初めまして、清水 和仁です。四礼目では、いじめの御話が出て来ます。苦手な方は、三十四頁から、引き続き御楽しみください。」
放課後の部室。ふたりきりの状況下の中、隣で正座した宗也が、不思議そうに首を傾げる。
「なに独り言喋ってんだ?」
「俺なにも言ってないよ?夏バテで幻聴でも聞こえたんじゃない?宗也」
「オレなったことねぇぞ!夏バテ!!」
「……………………」
(馬鹿は夏バテにもならないのか……。)
和仁は聞こえなかった振りをして、そっと読者様への御茶菓子を出した。
(すみません。友人の、恥ずかしい所をお聞かせして。)
※尚、いじめシーンが苦手な方への配慮と致しまして、明日の十一時頃にて、三十四頁まで一挙更新を予定しております。夏の暑さも差し迫って参りましたので、しんみりシーンで御心を冷まして頂き、わちゃわちゃシーンで興を添えて頂けると、此れ幸いです。
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