13 またまたまた桂笑金さん

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13 またまたまた桂笑金さん

2023/07/27(木) 昨日ツギハギ荘で行われた落語会の記録 「CREEPY落語会」 チラシには【気持ち悪い 救われない 気味悪い 不快 そんな内容の噺ばかり】と記載されている。    以下——  ほぼほぼ、ツイッター(エックス?)にアップした、つぶやきのトレースになります。  開場前にチャリで桂三実さんが来られる  玄関ドアに据え付けられているポスト? に何か入れたあと 颯爽とチャリで走り去っていく  貴重な後ろ姿! 3ba7f4e2-f430-4602-bc7e-fd24eddd25f8  19時でも空が明るいの! 日本全国各地で「命の危険を感じる暑さ」という予報を外さない一日でしたね。ちなみに京都奈良は39℃という……さすが盆地! 32d6e569-1fe5-4d9b-8741-3b5061be3840   「トランポリン」  笑金さんご自身が過去に重度の自律神経失調症などを患っていらしたことを仰っていました。そのときに服用した抗精神薬のことなどをマクラで話してくださったあとに本編突入です。  ……サゲまでのストーリー展開が徹頭徹尾、ワナビのわたしに突き刺さってきました。  非凡になりたいけれども、なれない。  どうすればいいのか、わからない。  己の器の限界を感じてあがき、焦り、渇望するのは「己を超えたところにある世界」。主人公は薬物に手を伸ばす。  薬で朦朧となりながらの独白は延々と続く。 「人間の苦楽は『円』なのか 陰陽も、そうなのか  そうか……  なぜ円のど真ん中を歩かれへんのや」  遂に崩壊してしまった主人公。  友人の美術教師が、彼の姿を描きだした絵を生徒たちに見せながら告げる。それは薄っぺらい命を大事に、自分を大事に……というメッセージではない。  叫び、という表現が相応しい。 「ええか? ここにあるのは『犠牲』や」  クリエイターという界隈に片足を突っ込んでいる人たちであれば、主人公にも友人教師にも共感できることでしょう。 「もう半分」  三遊亭圓朝、落語の神さまが作られた古典落語の怪談噺。  人間の心の闇を、まざまざと見せてくださいました。いやー怖かった!  同様に 「器」  これも人間が本源的に持っている闇の部分に徹底的にスポットを当てた、笑金さんの新作落語。  この二題は柳家喬太郎師の新作を観ている錯覚に堕ちました。あえて「堕ち」という言葉を使います。  笑金さんは女性を演じるのが非常に上手い。だから、尚更に恐怖が沁みてくる。  お見送りでは、こちらがiPhoneを向けると「さっ」とポーズを取ってくださいます。神対応を、いつもありがとうございます。 89b32664-50a0-4b85-b9ca-3c821606ed8e 78a0e2a9-d008-4010-a72a-6250ffe8f8ac  Tシャツ姿は、お手伝いに来ていらした桂健志郎さん ecdcace0-24f0-4fdf-8e9b-3e3a6c51aa05  ピッカピカ笑顔を向けてくださって、ありがとうございます!!!!
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