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この小鳥は...?
俺は高1の男子校に通うDK。
最近俺の友達が小鳥を飼うって言ってた。
小鳥は可愛いけど世話大変そうだなって自分勝手な偏見を持っている。
俺もなんか小鳥エピソード?あるかなと考えていたら...。
一つ思い出した。
3年前ぐらいのこと...。
俺は中2だった。
ある日生まれたばかりであろう小鳥の足が木の枝に引っ掛かっていた。
その小鳥はまるで宝石のように輝いている丸い目、さらさらで何一つ汚れてないキレイな白色の毛。
一目惚れするような小鳥だった。
その時の俺の頭ではこと小鳥を助けなければいけないということでいっぱいだった。
俺はそぉっと枝から足を外し、手のひらにのせた。
俺からでた一言
「可愛い..。」
そう言うと小鳥は笑顔で
「ピッ!」
っと嬉しそうに鳴いてくれた。
その勢いで飼おうかと思ったけど、それはもう無責任でしかたがないと思ってしまい
「元気でいろよ。」
と一言いってやった。
そうすると元気に飛んでいってくれた。
今思えば懐かしいな。
元気にしてるかな..。
そう思った瞬間、俺の目の前に小鳥が止まった。
見た目は真っ白な毛、まんまるお目々。
ん??
ん??
もしかして...。
俺はその小鳥に手を差し伸べてみた。
そうすると俺の手のひらに乗ってきた。
もしかしてあの時の小鳥なのか..?
「ピッ!」
この声を聞いた瞬間確信した。
これは俺と小鳥の運命的な再会かもしれない。
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