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3人で──?
異様な空気が流れる中、唯斗くんが私の肩をドンッと押して敷きっぱなしの布団の上に押し倒される。
「な、なにする……ふぐっ」
次の瞬間、彼が覆い被さってきて柔らかい唇で口を塞がれた。
両手首を押し付けられて身動きが取れない。
すぐに舌がねじ込まれて、ねっとりと生暖かい体温がリアルになってくる。
「んっ、んん、んぁーー」
唇全体を吸われて、口腔内を歯の裏側まで丁重に舌を這わされて、息をするのがやっとだった。
強引で無理やりなキスなのに、ふんわりとした柔らかい唇と温度が気持ち良くて。
脳ミソがとろけそうで、頭がボーッとしていく。
「美麻ちゃーん、壮真が見てるよ」
「ちょっ、やめてよ!!」
唇を一端離した彼が私の耳元で囁くから、カッと全身に熱が上がった。
すぐ真横で壮真が私達に視線を落としている。反射的に目を反らしたものの、バツが悪くて俯いた。
「そんな感じちゃった顔で言われてもねー」
「はぁ??たっ、たかがキスくらい……」
嘘だ。キスなんて初めてじゃないのに、頬が赤いのが自分でも分かる。
心臓がふわふわと浮き立って高揚している。こんなにも落ち着かないのは何でなのだろうか。
唯斗くんのキスと、壮真の泣きそうな情けない顔にぞくぞくした──。
「美麻ちゃーん、今日は2人で遊ぼう?」
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