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「そいで?青嵐ちゃんはどうやってこの国盗り遊戯を終わらせようと思ってるんだ?」  世間話もその辺にしてララが本題に入る。 「そうでしたわ!」と、パンっと青嵐は両手を叩き思い出したかのように言う。 「ついつい蕃神様とのお話が楽しかったから本来の目的を忘れそうになってしまいました」 「面白かった?そっかー····嫁に来る?」 「だからアンタは何を言ってんですか!?」  いい加減口説くのは止めなさいと雅鷹が咎める。 「どう終わらせる·····でしたわよね」  青嵐は口角を上げてこう答えた。 「姉様を····愛姫を迎えに来ましたわ」  やはりと言うかなんと言うか。  ララは青嵐にここには愛姫は居ないと言うが···· 「あらあら。では、もし愛姫に似た彼女に伝えてくださいまし」  愛する伴侶を甦らせる事は出来なくても愛する我が子を甦らせる方法を知っている。 「それができるのはお父様だけですわ」 「······あのさ、青嵐ちゃん」  愛姫云々の前にララは青嵐に言いたいことがある。  その反魂の術だが、それははっきり言って 「·····【禁術】をそう易々と闇が使うと思わねぇんだが」  禁術。  何かしらの代償と共に行う自然の理から外れた禁断の術。  ララも以前使っただろうその代償は今まで作り出してきた莫大な神力の量。  戦をするかもしれないというのに闇神が何かを代償に禁術を使うはずがない。 「お父様は姉様が戻って来るのならきっとしてくれますわよ」  その為に義妹である自分が口添えしてやっても良いと、笑みを浮かべたまま青嵐は言う。
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