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ら、
「っわ、」
「ひゃ!」
ドアを開けたら目の前に紺色と白衣が広がり思いっきりぶつかり吃驚して素っ頓狂な声が出てしまった。
「すいません、大丈夫ですか?」
本当はものすごく恥ずかしかったがすぐに「仕事中、落ち着け!」と言い聞かせ思いのほか落ち着いて言うことが出来た。
「いえ……こちらも失礼しました…、え?」
「あ、お疲れ様です。」
「ぉ、お疲れ様です。」
まさかここで会うとは思っていなかった神取先生だった。
「どうかされましたか?」
「あ、えっと、昨日渡した健診結果の追加です。」
「わざわざもって来てくださったんですか?」
いつもは事務室のBOXに入れるだけだったから少し驚いてしまった。
「有難うございます。」
「いえ、…18人分あるか一応確認お願いします。」
「分かりました。」
そう言ってクリアファイルを受け取ったら、
「あ、」
「どうかされましたか?……あー……、」
さっきぶつかった拍子に神取先生の白衣に私のリップが少し付いてしまっていた。
「すいません、あまり前を見ていなかったので。すぐに洗うので白衣貸してください。」
すぐなら確かアルコールと食器用洗剤で落ちるので、あと急なことのためにアイロンぐらいあるでしょこの部屋。
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