“彼”と彼女のブルーベリーチーズケーキ

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だってこの人格好といい喋り方というか言葉遣いといい丁寧でいいところのお嬢さんオーラが出ていて、少しこうやって話していると普通なのが分かるし、なんだったらこんな事を思ってしまったら七原先生に失礼だろうが……こう、手懐けている感が分かる。 「あれじゃないですか?服装がいつもきっちりしているとか?」 「きっちりしていますかね?シャツとかノーアイロンですよ。」 「でも、こう、なんというか、いつもキレイ目な格好じゃないですか。」 「嗚呼、それは毎日服装決めるのが面倒なんですよ。一つ型を決めると楽ですよ、細かい話をするといつも眼鏡をかけているからメイクも適当なときが多いですし。」 「それで適当って……世界中の色んな人を敵に回しますよ。」 話を聞いていたのかうんうんと頷く店員さん。 この人の適当は俺からすると丁寧なんだよなー…、うん、頑張ろ。 「そうですかね?」 「いつも丁寧な人だと思っていますよ。」 「人から見えるとことは最低限小綺麗にしていますよ、一応受付にいることも多いので。」 「嗚呼、受付や電話って大変ですよね。」 「まー……ここまで行くと慣れですよ。」 若干の乾いた笑みそう言っているが慣れるものなのか、あれは?
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