“彼”と彼女のブルーベリーチーズケーキ

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「年齢差考えるとそうですね、」 思い出すように言っているのを聞いていると「お待たせしました。」と聞こえたと同時にお冷のグラスが目に入った。 「有難うございます、」と言って無意識にグラスを見るふりをして隣の満園さんをまた見た。 「そういえば満園さんの学生時代ってどんな感じだったんですか?」 「………。」 漠然とだが学生時代と聞いてなんとなくの流れで聞いてしまった。 すると、吃驚するようにこっちを見たので俺も吃驚した。 「あ、え、っと、なんとなくで…?」 二言目には無意識に謝罪をしていた。 あーまずかったかな?どうにかこうにか話の話題を作ろうとしていたが遂にやらかしたか? ―――――――――――――――――― ―――――――――――― ―――――― →満園 「(今日はやけに多いな、)」 さっき心の中で大袈裟に悪態つくくらいは許して欲しいと思ったが、それのバチかしら?神様は意外と細かいことを見ているのね、それなら世の中のもっと大きいな不正とかをしている人のところに行ってほしいわ。 思わず吃驚してしまい、顔に出てしまった。 同じ会社の人だが、業務外だしいいよね?
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