謎、そして答え

1/4

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ

謎、そして答え

始めは唐突すぎて意味がわからなかった。 前触れもなく突然「これからもよろしく」なんて言われてもどうしようもな い。 別にその日に特別な行事があったわけでもないし、俺は違和感ばかり覚えてい た。 ひとまず、俺は龍一にメッセージを送ることにした。 とりあえず、「急にどうした」っと。 文面はつい2分前に送られている。 俺と龍一はいつもトークをするときは3分以上待ってから返信が来ないのを確 認してトーク画面を閉じる、という約束をしていた。 その理由は当然前に色々あったからだが、それを紹介するほど俺には語彙力が 無いため割愛させていただく。 そんなことを考えていると、俺がメッセージを送ってから3分が経過してい た。 既読は一向につく気配はない。 俺の違和感はより像をなしていくようにも思えた。 このままでは眠れそうにない。 只今の時刻は午後11時35分である。 ―――今日は徹夜してどっかのタイミングで寝落ちするかな……… そう思い、俺はスマホのゲームアプリを開いた。 気づくと、朝日が登っていた。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加