3人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
謎、そして答え
始めは唐突すぎて意味がわからなかった。
前触れもなく突然「これからもよろしく」なんて言われてもどうしようもな
い。
別にその日に特別な行事があったわけでもないし、俺は違和感ばかり覚えてい
た。
ひとまず、俺は龍一にメッセージを送ることにした。
とりあえず、「急にどうした」っと。
文面はつい2分前に送られている。
俺と龍一はいつもトークをするときは3分以上待ってから返信が来ないのを確
認してトーク画面を閉じる、という約束をしていた。
その理由は当然前に色々あったからだが、それを紹介するほど俺には語彙力が
無いため割愛させていただく。
そんなことを考えていると、俺がメッセージを送ってから3分が経過してい
た。
既読は一向につく気配はない。
俺の違和感はより像をなしていくようにも思えた。
このままでは眠れそうにない。
只今の時刻は午後11時35分である。
―――今日は徹夜してどっかのタイミングで寝落ちするかな………
そう思い、俺はスマホのゲームアプリを開いた。
気づくと、朝日が登っていた。
最初のコメントを投稿しよう!