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ヲタ『そんなに甘くない……でも、キャバは出してしまうけど』
エリート『上ブレも下ブレもある、確率なんて一生収束なんかしない』
キャバ『だったら出したもん勝ちだよね』
エリート『否定はしない。とにかく、今日は全員がオーダーのつもりで行こう』
ヲタ『それがいい』
キャバ『いつもエリちゃんに任せっきりじゃ悪いしね~』
エリートはラインを閉じると、会員カードを右手のサンドに差して貯玉を下皿に流した。
3人の間で、1枚の会員カードを使った貯玉の共有はしない。ましてや1人で複数枚のカードを作ることもない。
ホールが禁じていても軍団や打ち子グループではそうすることが常識だが、俺たちはやらない。
ホールにばれた時の出玉没収を避けるリスク回避が半分。
もう半分の理由は……3人が決めた、約束だから。
他人がすることの善悪なんて関係ない、これは僕たちが決めたこと。
(さあ、今日も僕たちの戦いを始めよう)
心中でそうつぶやくと、エリートは下皿のメダルを手に取った。
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